2024年10月に
アップサイクル作家としての活動を開始し
あっという間に1年が経ちました。
今回は主観的な文章となってしまいますが
改めてpepo、この活動に込めた想いをお話させて頂きながら
自分自身を見直してみたいと思います。
心豊かな暮らしを
作家の私は札幌で生まれ育ち
現在も札幌で暮らしながら活動しています。
特にアートに造詣の深い人生ではありませんでしたが
幼い頃から母の作る服を着て
落ち葉や木の実、石でままごと遊びを楽しみ
空き箱でおもちゃや楽器、パソコンなどを作り出す
思い返せば”手作り”に囲まれて育ったように感じます。
前職は保育士。
高校の同級生である主人と結婚してからは
主人の営む飲食店を手伝いながら
子育てに奮闘する日々でした。
周りのサポートのおかげで子育ては楽しめていましたし
お店も順調ではありましたが
元々、生真面目で神経質な私たち。
完璧でありたいと、ついつい頑張りすぎてしまったり
見栄を張ってしまったりと
なんだかピリピリとした時間が流れていました。
一生懸命頑張っているのに、楽しくない
そんな状況が嫌で
「心豊かな暮らしを目指そう」
そう話したあの日から
私たち夫婦の目標、生き方が少しずつ変わっていきました。
コロナ渦で飲食業が大変な中でも
大丈夫、大丈夫と鼓舞し続けられたのも
どんな形であれ、この目標が達成されれば良いと
考えられたからかもしれません。

自然豊かな地に引っ越し
四季を感じながら、何気ない毎日を楽しむ。
アートに出会ったのもこの頃で、
インテリアを整え、家での時間を楽しむようになりました。
その中で始めたのがpepo。
自分の好きなもの、心地のいいものを置きたいと
見よう見まねで作り出している内に
どんどん作りたいものが増えていき
置ききれなくなってしまったので
ショップを開設しました(笑)
本質的にモノづくりが好きだったんですね。
飾る時間はもちろん
没頭して作る時間も自分らしくいられる
大切な時間となりました。
アップサイクル作家に

開設当初からシンプル、モダンなテイストはあまり変わりませんが
当時はテクスチャーアート、セメントを使用した雑貨を制作していました。
作家活動を続ける中で出会ったのがこっぱちょすプロジェクト。
誰かの不要は誰かの宝のコンセプトで運営される
このプロジェクトについては先日
アップサイクルなものづくり – pepoでも触れました。
こっぱちょす主催であり札幌軟石でアロマストーンを制作する
軟石やさんとご縁を頂き
札幌軟石の加工の際に排出される粉 札幌軟石粉 を使わせて頂くこととなりました。
地元の自然素材の現状を知ることで
アートやインテリアで心豊かな暮らしを目指したい
お客様にもお届けしたいという想いに
「もったいない」を伝えたい
という意義がプラスされ
アップサイクル作家としての私が誕生しました。
pepo upcycleの目指すこと

pepoとは、風を意味します。
形を定めず自由な存在でありながら
芯の強さ、心地よさを感じる。
そんなイメージをブランド名にしました。
型にこだわることなく
自由な表現で作ることを楽しむ。
自分らしく生きることを楽しむ。
あの頃の私たちと同じように
日々の暮らしに精一杯で心をすり減らす、そんな方に
何気ない日々を楽しむきっかけをお届けする。
この素材を活用し
札幌や札幌軟石の新たな魅力、可能性を模索し続ける。
もったいないに気が付くきっかけを作り
大切な家族とこの景色を眺める時間を守っていく。
これからもこんな想いで活動を続けていきます。
特別な能力のない
ただただ普通の私ですが
どなたかが共感し、想いを受け取ってくださると嬉しいです。
pepo upcycle 2年目もよろしくお願い致します。
